憧れのモニカ･ヴェロア (2010)

イケてない少年トビー（ダスティン･イングラム）が、憧れのポルノ女優にひと目会おうと旅に出た。８０年代に人気を博したポルノ映画の大スター、モニカ･ヴェロア（キム･キャトラル）が、久々に片田舎のストリップ・クラブに生出演するというのだ。映画の中では夢のようにセクシーだったモニカも今では４９歳。離婚してシングルマザーとなり、インディアナ州の田舎町でトレーラーハウスに住んでいる。彼女は生活のため、やむなくストリップ出演に踏み切ったのだった。そんな現実も何のその、トビーはモニカに一直線。彼女のためのつもりが、彼女をさらに追い込むことになってしまう。誰もがちょっとは持っている夢見る心、そしてオタクな気質をくすぐるオフビートなロマンス。キム･キャトラルが熱い女優魂で見事な演技を披露している。