キング・ソロモン (1937)

1937年 / イギリス 出演:ポール・ロブスン, セドリック・ハードウィック, ローランド・ヤング, ジョン・ローダー, アンナ・リー, マクボロー・フルービー, シドニー・フェアブラザー, エッケ・ホモ・トト, ロバート・アダムス, フレデリック・レイスター, アルフレッド・ゴダード, アーサー・シンクレア, アーサー・グーレット監督:ロバート・スティーヴンソン脚本:ローランド・パートウィー原作:H・ライダー・ハガード「コンゴウ部隊」「ショウボート」のポール・ロブスンと「緑の灯」「来るべき世界」のサー・セドリック・ハードウィックが主演する映画で、H・ライダー・ハガード作の小説に基づいて、ラルフ・スペンスがストーリーを構成、「暗殺者の家」のA・R・ローリンソンと、「三十九夜」のチャールズ・ベネットが協力して脚色して台詞を書き、「月光石」のローランド・パートウィーが台本を作り、プロデューサーから監督に転じたロバート・スティーヴンソンが監督に当たり、「永遠の緑」「犯罪都市」のグレン・マクウィリアムスが撮影したもの。助演者は「奇蹟人間」「人妻の戒律」のローランド・ヤング、「ヘンリー八世」のジョン・ローダー、監督スティーヴンソンの妻で新進のアンナ・リー等である。なおロブソンが歌う歌はエリック・マシュウィツ作詞、「コンゴウ部隊」のミッシャ・スポリアンスキー作曲になるもの。金剛石の発掘を企てアフリカに渡ったオブライエンとその娘ケイシイは、旅の途中に介抱した瀕死のスペイン人を介しソロモン王の宝窟について知る。宝窟への危険な旅を続けるうちに、父親は蛮族ツワラの為に神隠しに逢い行方不明に。勇を鼓して旅を続けるケイシイは別グループと合流し、地獄の苦しみが続く中歩を進める。やがて一行はズルー族の集落に到着。ズルー族こそソロモン王の後裔であるが、今は蛮族ツワラの為に土地を奪われ迫害を蒙っていた。彼らの出現と共に両種族の間に戦闘が起こる……。