ジャンヌ・ダーク (1948)

1429年の末頃、英仏間の戦争が激化。最後の牙城とたのむオルレアンも敵の包囲に陥り、フランスは劣勢だった。神の啓示を感じた17歳の少女ジョーンは、失意の皇太子を説得して救国の陣頭に立つ。士気の上がった兵は一撃にオルレアンの敵を粉砕、皇太子は国王の座についた。破竹の勢いでパリ城外に迫ったジョーンは新王シャルル七世の出馬を待つが、戦乱に倦んだ王は休戦の決裁をする。国内に英軍がいる限り休戦を考えることができないジョーンは、神の御心は戦争遂行にありと信じて軍を進めるが、敵に捕えられ宗教裁判にかけられる。