キートンの蒸気船 (1928)

1928年 / アメリカ 出演:バスター・キートン, アーネスト・トーレンス, トム・ルイス, トム・マクガイアー, マリオン・バイロン監督:チャールズ・F・ライズナー脚本:カール・ハーボースラップスティック喜劇の王様、バスター・キートンのサイレント晩期の代表的傑作。クライマックスの大暴風雨による町の崩壊シーンと、その中を逃げまくるキートンのパフォーマンスによって、キートン映画の中でも特に知られている作品。監督は「ベター・オール」のチャールズ・F・ライズナー、脚本はカール・ハーボー、撮影はデヴ・ジェニングズとバート・ヘインズ、技術監督はフレッド・ガブリー、助監督はサンディ・ロスがそれぞれ担当。ミシシッピー川で操業している蒸気船ストーンウォール・ジャクソン号のオーナー、ウィリアム・キンフィールド(アーネスト・トーレンス)は“スチームボート(蒸気船)ビル”と呼ばれている町の人気者。しかし金持ちのジョン・ジェイムズ・キング(トム・マクガイアー)が新造船をつくり事業に乗りだし、都会風になって遊学から帰ってきた一人息子スチームボート・ビル・ジュニア(バスター・キートン)は商売仇の娘メアリー(マリオン・バイロン)と恋仲に。さらにジャクソン号が老朽化のため使用停止の勧告を出されてしまう……。