アラモベイ (1985)

1970年代末、ベトナム人の若者ディンはテキサスのアラモベイにたどりついた。漁師町アラモベイで、ベトナム難民に暖かな手を差しのべていたのがウォーリー、グローリーの父娘。だが白人漁師のほとんどは漁獲規則で痛めつけられ、さらに難民に漁場を荒らされるとして、両者の溝が深まっていた。そんなある日、グローリーの恋人シャニーは難民が仕掛けた網を切って回る。その事件をきっかけに、白人対難民の対立は激化し、難民たちはついにアラモベイから立ち去ることになる。しかし、ディンと2人の仲間だけは踏みと留まり、グローリーとともに人種偏見に立ち向かった。生活と愛と、アメリカン・ドリームが交錯する中での人々の葛藤を描く、凄まじい闘いのドラマ。