いま、輝くときに (2013)

ハイスクールの卒業を目前に、サッター（マイルズ・テラー）には将来の夢や目標もなく、日々の楽しさだけを求め、パーティーに明け暮れていた。酒に溺れたサッターは知らぬ庭先で酔い潰れ、偶然通りかかったエイミー（シャイリーン・ウッドリー）に起される。控え目な性格で学校でもまったく目立たないエイミーは、親の躾に従い、趣味もSFやコミックと、サッターとは間逆のタイプの女の子だった。そんな彼女に興味を持ったサッターは、彼女をパーティに連れ回し、家族に縛られている彼女に自立を促す。だが、関係が深くなるにつれ、今度はサッター自身が彼女の影響を受けるようになり、彼は心に秘めていた悩みと向き合おうとする。しかし、彼の取ったその行動が思いもよらぬ方向へと動き、二人の運命を大きく左右する―。将来への希望と不安に揺れる二人の関係を等身大で描いた、あまく、切ないラブ・ストーリー。サンダンス映画祭審査員特別賞受賞。