サーカス (1928)

大勢の人たちで賑わっているサーカス小屋。チャーリーがいつものようにトボトボとやって来る。ひょんなことからスリと勘違いされたチャーリーは警官に追われ、サーカス小屋に身を隠す。小屋に迷いこんだチャーリーは、サーカス・ショーを滅茶苦茶にしてしまう。ところが従来の古臭いサーカスに飽きていたお客さんは、チャーリーに大喝采。サーカス団長はチャーリーを座員に加えた。こうして一気に一座の花形となったチャーリーは、団長の養女で空中ブランコ乗りの少女(マーナ・ケネディ)に思いを寄せる。だが、少女は綱渡りの曲芸師レックス(ハリー・クロッカー)と恋仲になっていた。チャーリーはレックスへのライバル心を燃やし、綱渡りの曲芸に挑む。ロープを張って懸命に練習するが、団長からはどやされてばかり。レックスの代わりに出演した綱渡りの本番も散々な出来。やがて、サーカスを追い出されたチャーリー。空中ブランコ乗りの少女が後を追って来たが、彼女を幸せに出来るのはレックスしかいないと考えた彼は2人の結婚を手助けして、別の町に移動して行くサーカス団をひとり見送るのだった。