エコーズ (1999)

トム・ウィツキー（ケヴィン・ベーコン）はブルーカラー労働者で家庭を大切にする、これ以上ないほど平凡な人物だったが、ある日別世界との衝撃的な遭遇を体験してしまう。トムは超常現象など信じないタイプだったが、超常現象がトムを選んでしまったのだ。近所の人たちとのパーティで催眠術をかけられたトム。それ以来、説明できない映像が見えるようになったり無視できない音が聞こえるようになる。恐ろしい映像の鮮明度が増すにつれ、彼はそれらがパズルの断片、未解決の犯罪の「エコー」であることに気付く。彼の見る悪夢が現実化するようになると、この奇妙な力を排除しようと必死に試み始めるトム。しかし逆により深く追求したいという抗いがたい衝動に駆られ、彼の人生を支配するようなる。真実を解き明かすうち、彼は長い間埋もれていた残酷な犯罪の秘密と復讐に燃える霊、そして霊を安らかに眠らせようとする試みの恐ろしい代償を身をもって知ることになるのだった。