ターナー＆フーチ／すてきな相棒 (2021)

野心的な若き連邦保安官補、スコット･ターナーの人生は、常によだれを垂らした行儀の悪い犬、フーチを譲り受けたことで一変する。部屋をメチャクチャにされたり、将来有望なキャリアを台なしにされかけたりと、フーチの行動に日々、苛立ちを募らせるスコット。それでもスコットは、フーチが逃走者の追跡から証人の保護まで、あらゆる任務に驚くほど役立つことに気づく。そこでフーチを皆の前に出しても恥ずかしくないようしつけるべく、連邦保安官局で犬の訓練士として働くエリカを頼る。エリカはスコットがフーチを理解できるよう親身になって協力するのだが、そんな彼女の恋心にスコットは一向に気づかない。フーチと共に任務に当たる術を学ぶスコットを、２人のベテラン保安官補がサポートする。ジェシカ･バクスターは、スコットを集中すべき大事なことへと導き、謎多きグザビエ･ウィルソンは、その風変わりなスタイルを通して、スコットに多くの知恵を授ける。またフーチは、スコットとエリカ、そしてスコットが長年想いを寄せ続ける連邦検事補ブルック･メイラーとの三角関係においても、鍵を握る存在となる。明るく面倒見の良いエリカは、スコットに心を奪われながら、フーチを温かく見守る。しかしスコットは今もブルックに惹かれている。そんなブルックは日々、仕事に精力的に取り組み、よだれまみれのスコットの犬にはあまり関心がない。スコットは連邦保安官補としての仕事のかたわら、姉のローラと共に、亡き父親が死の直前まで追っていた未解決事件の調査に乗り出す。事件の内容すら分からぬまま手探りで調査を進める２人だったが、フーチが事件の鍵を握っていると確信。父親の元相棒であるデービッド･サットンの力も借り、小さな田舎町である地元サイプレス･ビーチで起きた事件の真相を徐々にひも解いていく。時間が刻々と過ぎ、罪のない人々の命が危険にさらされる中、事件を解決に導けるのはフーチしかいないと感じ始めるスコット。そして元々は飼いたくもなかったフーチと共に、危ない橋を渡る覚悟を決めるのだった。

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