ビッグショット！ (2021)

感情を爆発させたことでNCAAを追放された男子バスケットボールのコーチ。彼はキャリアと名声を取り戻す足掛かりとして、エリート私立高校のコーチになる。着任当初、マーヴィン・コーン・コーチは、ウェストブルックの選手たちへの指導はNCAAに戻るまでの腰掛け仕事と考えていた。一方選手たちも、チームのことを真剣に考えてはいなかった。マーヴィンはコーチとなってすぐ、ティーンエイジャーの心の複雑さを思い知る。非情を旨としてきたマーヴィンだが、ここの選手たちが求めるのは、単なる愛のむちや１日２度の練習ではない。求められているのは、真の師となり彼らを心から大事に思うこと。選手たちとの絆を築いていくうちに、マーヴィンの中に、他人への共感や傷つきやすさへの理解が育まれる。そして内心そうありたいと感じていた人物像へと近づき、さらに父親としても成長していった。一方、選手たちも自分の存在について真剣に考えるようになる。マーヴィンの求める高い基準に近づこうと努力し、コートの内外で自立心を育んでいく。

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